ファッションデザインをしていると
一度は目にしたことのあるセーター。
今でもトロンプルイユ(騙し絵)のセーターは
数年ごとに何回もブームがきていますが
その元になるデザインが100年近く前に
発表されていたことにも驚きですね
エルザ スキャパレリElsa Schiaparelli(1890-1973)
は1927年にこのセーターを発表し
瞬く間に成功したファッションデザイナーです
シュールレアリストの芸術家、
ダリなどとの親交も深かったと言われていますが
アートとファッションを結びつけた
スタイルで世界中に知られています
当時シャネルなどが一世風靡をして
ニットやカットソーという素材が広まり始めた頃です
シャネルが嫉妬したと言われるほどの才能の持ち主で
シャネルがマスキュリンなシルエットや
ベージュやリトルブラックなシックなカラーを
デザインする一方で
斬新なカラーでアバンギャルドなデザイン、
全く正反対の手法で新しい挑戦を続けていました
“100 years of fashion” の本に書いてありましたが、
スキャパレリは独学でファッションを学び、経験がない中、自由な発想で挑戦的、そして遊び心溢れるデザインを発表し、サルバトールダリとの
共同制作でその頂点を極めた
アルメニア人の農夫出身の女性に依頼して
完成したセーター。
インスピレーションを受けるとすぐに試すという彼女、
発想が閃き、形にするところはぜひ見習いたいですね。
彼女の作品を見ていると勇気が湧き、そして、ファッションデザインの楽しさ、美しさを併せ持つ
唯一無二のセンスに言葉を失っていしまいます
前衛的なデザインの数々、個性が強く、惹きつけられる作品の数々、
彼女の人生についての自伝を読むととても興味深くなる一方です
流行や多くの情報に流されず、自分の道を選んでいきたいと
考えさせられました
参考文献
1ooyears of fashion Cally Blackman著
ウィメンズウェアー100年史 桜井真砂美 訳
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経歴
2002-2005 ロンドンへ留学。
University of Arts Londonを卒業。
ニットテキスタイルを専攻。
帰国後、10年ほど複数のアパレル会社にてデザイナーとして働く。
結婚、出産、3姉妹を育てながら長野市へ移住。
現在、自社店舗<Retrospective>(レトロスペクティブ)
兼アトリエとして2018年春からスタート。
オーダーメイドニットを始める。
Retrospective(レトロスペクティブ)の想い
未来に残っていくブランドとして
素材へのこだわり、本物志向、
丁寧な物作りの全てに向き合って
続けていきたい
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SHOP:: Retrospective
(レトロスペクティブ)
木・金11am-4pm,土1pm-5pm
長野県長野市南県町1099西智ビル204
tel 026-217-5454
https://www.retrospective-nagano.com/
info@retrospective-nagano.com
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