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アイルランドニットと出会う


もっと深く知りたい

深く知ると、より愛着も増すのです!


サクッとはいけないイギリスなので

図書館にて資料をかりてまいりました。。


今日はアイルランドニットについて





アランニットとはどこから?

アラン諸島。 アランの意味は長い山々からなる。

アイルランドの西の果てにある

イニシュモア、イニシュマン、イニシア

という3つの島からなり

石灰質の岩盤から成り立つ島です。




1950年ごろ、アラン柄ニットが産業として

ニット販売会社に組織化され、

安定して供給していました。


それから約70年が過ぎ、現在

アイルランドでは、ニッターと言われていた人は

170人ほどに少なくなってきています。

それでも今の私たちに魅力を伝えて

続けてくれるアランニット。





古き時代のニットには、

島の暮らしの中で、物が少ないからこそ生まれた

ニッターの想像力、情熱、想い、才能が

含まれていると感じます。

高齢化している今、本物のニットに出会うラストチャンスかもしれません。



伝統的なアランニットは

白いニットのイメージです。

白は島の人にとっては、教会にきて行く時や結婚式の晴れ着、オシャレ着の発想で、おばあちゃんが子供に編んであげていたようです。




1色の糸を如何に柄を駆使して

豊かな感性を表現するのか、

柄の意味も込めながら編まれた

セーターは

喜ばれたことでしょう。






アイルランドにある小さな島には

ニットやツイードといった

ウールを使った素材が多く

職人技が継承されています


島の人々の想いを模様や色、柄に乗せて

作り出されるアランニットは

とても優しくて、温もりあるニットばかりです





首都のダブリン、1000年の歴史があり

文化や芸術、グルメ、ファッションにも

オープンな街(留学時代に訪れたのですが

あまりにも短い時間の中で、記憶が曖昧で、今更、後悔しています。。)

街のいたるところの文字が

ケルトらしいのフォント

が使われていたのが印象的です



そして、ぜひ訪れたい場所があります。

Trinity College Dublinの図書館。


300年の歴史ある建物、

国宝級の<ケルズの書>があり、

15-19世紀の書20万冊が並ぶ様子を見ておきたい

ヨーロッパ一長い図書館。


是非こちらからご覧くださいませ






アランセーターは漁師や農家にとっての最適な洋服であり、

荒波の強いアイルランドでは、風や雨を凌ぐ機能も備えており、

防水にも役に立ち、そしてすぐに乾くということで

体温調節に欠かせないニットでした。



そして、アランセーターというとモチーフやパターンが

印象的です。それぞれに意味があり、10万ほどの柄があるそうです。

柄と柄を組み合わせた、手編みによる作業は、

完成まで60日かかります。

オリジナルのデザインを生み出しているそうです。


ダイヤ柄は成功と富、海藻のモチーフは豊漁や豊かさなどを表現。

縄編みは漁師の縄をイメージ。

ニットは一族の繁栄、絆の強さ、両親の長寿、子宝などの

人々の願いを込めた表現したものです。





アランニットから気付くのは、美しい島と風の強い地形

人々の暮らしから自由に生まれ、

豊かな想像力と楽しみながら

暮らしと共に続けてているお店が

多いのも納得ですし

心に届くものがありますよね



ぜひ、皆さんに触れていただきたい

アイルランドのニットのお話でした。


長くなりましたが、

ここまでお読みくださりありがとうございました!




編み地の柄はこちらの本より抜粋しております



是非訪れてみたい場所はこちら⇩

本に紹介されていた

アイルランドの代表的なお土産やさん


Cleo(ツイード)

Donegal shop

O’Maille(オモーリャ)

An Tuirne (アン・トゥーナ)

Inis Meain Knitting Company

Granny’s Bottom Drawer





参考図書、文献

・絶景とファンタジーの島アイルランドへ 著:山下直子

・I PLAY KNIT 著:三國万里子

・アラン、ロンドン、フェアアイル 編み物修学旅行 著:三國万里子

・ARAN and Gansey 著:風工房



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経歴


2002-2005 ロンドンへ留学。


University of Arts Londonを卒業。


ニットテキスタイルを専攻。


帰国後、10年ほど複数のアパレル会社にてデザイナーとして働く。


結婚、出産、3姉妹を育てながら長野市へ移住。


現在、自社店舗<Retrospective>(レトロスペクティブ)


兼アトリエとして2018年春からスタート。


オーダーメイドニットを始める。




Retrospective(レトロスペクティブ)の想い




未来に残っていくブランドとして


素材へのこだわり、本物志向、


丁寧な物作りの全てに向き合って


続けていきたい




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SHOP:: Retrospective


(レトロスペクティブ)


木・金11am-4pm,土1pm-5pm


長野県長野市南県町1099西智ビル204


tel 026-217-5454


https://www.retrospective-nagano.com/




mail


info@retrospective-nagano.com


ハンドメイドニット 通販も可。


オーダーメイドニットは

オンラインの打ち合わせでも可能です。

気になる方はぜひお問い合わせくださいませ

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