過去のファッションにはいつもインスピレーションが多くあります。
自分の生まれる前の世界。
本や映画などでは見たことのある世界。
いつも気になります。
今日は、私も好きな時代にフォーカスしていきます。
1920年代のファッション。
黄金時代と言われる由来、アールデコのデザインが取り入れられ
装飾は煌びやかで華やか。
戦後の反動から、ジャズ、フラッパーと呼ばれる女性が現れます。
コルセットを外し
締め付けない直線的なシルエットの膝丈のドレス、
動きやすさや機能性も合わせられるようになりました。
この頃から、服飾産業の大量生産が幕開けとなり、
既成服を着る大衆消費時代が始まっています。
(画像参考:映画 "華麗なるギャッツビー"Amazonより)
映画から情報を得ることもあり、1920年代の映画としては代表的な
"華麗なるギャッツビー" や
"ミッドナイト・イン・パリ"ウッディ・アレンの映画では
現代から1920年にタイムスリップするというユニークで魅力的な世界観が
みられます。
この時代になぜ惹かれるのか。
異世界に感じ、もちろん、今のファッションスタイルとは
随分と違います。この当時の女性の中には
男性が有利な社会に出るために
自立に向かって声を上げていたことでしょう。
スタイリング、メイク、ヘアスタイル、アクセサリー
全てがシックで統一感があります。
オートクチュールによってファッションのトレンドが次々と
発表され、装飾は刺繍、ビーズワーク、細かいプリーツ、ギャザー
など繊細で1点ずつハンドステッチや手作業が
多く施されています。
これもまだ機械による生産が行われていない時代
1920年は新しい時代の始まり。
女性が社会進出にも影響していきます。
パリの有名デザイナーのココシャネルが登場するのもこの辺り。
この頃から女性のマニッシュスタイルも取り入れています。
コルセットを外し、服は体から離れたシルエットになり
男性目線ではなく、女性のためのデザインとも受け取れます。
髪型は帽子で隠れるほどのショートカット。
いつの時代でもオシャレを楽しみたい女性がいて
ファッションというのは飾るものだけでなく、
人とコミュニケーションに役に立ち、
自分を表現するためのツールで
日常に欠かせないものと考えています。
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経歴
2002-2005 ロンドンへ留学。
University of Arts Londonを卒業。
ニットテキスタイルを専攻。
帰国後、10年ほど複数のアパレル会社にてデザイナーとして働く。
結婚、出産、3姉妹を育てながら長野市へ移住。
現在、自社店舗<Retrospective>(レトロスペクティブ)
兼アトリエとして2018年春からスタート。
オーダーメイドニットを始める。
Retrospective(レトロスペクティブ)の想い
未来に残っていくブランドとして
素材へのこだわり、本物志向、
丁寧な物作りの全てに向き合って
続けていきたい
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SHOP:: Retrospective
(レトロスペクティブ)
木・金11am-4pm,土1pm-5pm
長野県長野市南県町1099西智ビル204
tel 026-217-5454
youtubeチャンネル 製作風景の動画公開中
iichi (イイチ 通販サイトにて出店中)
公式ライン
手編み機体験を毎月開催中。メニューから予約可能です。
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